熊本復興ボランティア研修(1) (2017・05・26)
震度7の激震が襲った熊本地震、特に復興が遅れているとされている益城町のボランティアを行う目的で、8産別27人、地方議員1人、友好団体1人の計29人が連合南河内地区協議会の熊本復興ボランティアの支援活動を取り組みました。
26日の午前中は空港から大型バスにて、小池島田地区のプレハブで建てられた復興市場・屋台村で昼食をとり、周辺の被災状況と復興状況を視察しました。また午後からは被害の大きかった東無田地区の視察に向いました。道中では、亀裂箇所を補修した道路は上下に波打ち、電柱は四方八方に傾いたままの光景が目に入り、計画では道路も含めた区画整理を今後予定されているようですが、復興の遅れを懸念します。
視察地の東無田地区の玄関口になるバス停に到着すると、東無田復興委員会代表の田崎さんが出迎えてくれ、スタディツアーとして、公民館のある東無田天満宮までをパネルでの説明を受けながら、被災状況と復興状況を確認しました。説明のなか印象的だったのは、比較的被害の少なかった新築住居がそのままの状態で残っていましたが、宅地付近の土地が水平方向に大きくズレ、30センチほどの地盤沈下もあり、建物は住める状態でも解体指示が出て近々取り壊すそうです。解体費用は公費で対応できても新たな土地も含め建て替える費用は個人持ちになり、本当に大変です。周辺の田畑も大きな被害を受けており、農業で生計をたてている方々が多く、最低向こう3年位は農作業ができない生活を余儀なくされています。
その後、被災当時のままの町役場や体育館を見学、二日目の現地ボランティア場所である惣領仮設団地を視察し、楠田自治会長と懇談しました。
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